FTPソフトFileZillaのインストール方法と使い方~ダウンロード・アップロード
バックアップ・復元・HP公開に便利なFTPクライアントソフト「FileZilla(ふぁいるじら)」のインストール方法と使い方の解説です。ソフトをダウンロードし、サーバーやID・パスワードを設定し、ダウンロードとアップロードまでを解説します。
FTPクライアントソフトやアプリはどんな時に使う?
「FFFTP」や「FileZilla」などのFTPクライアントソフトは、どんな時に使うかというと、
★カスタマイズ前のPHPファイルのバックアップや復元
★HTMLでサイトを作成しアップロードし公開する
等に使用します。
バックアップするにはサーバーのFTP情報が必要
バックアップするには契約レンタルサーバーのFTP情報が必要となります。
契約時にどこかにメモしてあればよいですが、ない場合は、こちらの記事を参考に見つけてください。
wpXクラウドの場合は特殊なので、こちらを参考に。
★wpXクラウドレンタルサーバーのFTPアカウントやパスワード確認・変更方法
それ以外のサーバーはこちらを参考にして下さい。
★エックスサーバーや一般的なサーバー編~レンタルサーバーのFTPアカウント・接続情報確認方法
必要な情報は、FTPホスト・FTPユーザー名・FTPパスワードの3つになります。
レンタルサーバー契約時のメールや、レンタルサーバーログイン後の「FTP」や「FTPアカウント設定」といった項目の所にて確認できます。
FTPクライアントソフトFileZillaのインストール方法~ダウンロード
まずは、YahooやGoogleなどで「FileZilla」を検索しダウンロードします。(Mac版もある、FileZilla公式サイトからダウンロードの場合は後述します)
★Windowsの場合こちらから直接ダウンロード可能です「FileZillaの詳細情報 : Vector ソフトを探す!」(Windows版)
「FileZilla」の公式ダウンロードサイトは、ダウンロード方法が難しい(FTPサーバーソフトなどもアップロードされているため)ので、Vectorからのダウンロードをおすすめします。
こちらのFileZilla公式サイトから
こちらのサーバー(Server)のものはダウンロードしないように注意!
Clientと書いてあるソフトで、OSタイプに合ったものをダウンロードします。
Windowsのビット数の調べ方は、次の項で解説しています。
FTPソフトFileZillaのインストール方法と起動方法~ZIP版
今回はインストール不要のZIP版の解説になります。
(インストール版の解説は次の項にあります)
Vectorのダウンロードページでは、OSのタイプに合わせたソフトをダウンロードします。
OSタイプの確認方法ですが、windows8.1やwindows10などでは、ウィンドウズボタンを押し、システムを選ぶと、システム情報が表示されます。
(その他OSではスタート>PCやコンピュータの上で右クリックしてプロパティを選びます。)
システム情報という項目のところに、32ビットオペレーションシステムまたは、64ビットオペレーションシステムと書いてあると思いますが、同じビット数のFTPソフトをダウンロードします。
もし、確認できないようでしたら、上の32bit版でOKです。
(ブラウザにより異なります)
「ダウンロードページへボタン」を押しますと、画面が切り替わり、「このソフトを今すぐダウンロード」というボタンがありますので、押しますとウィンドウの下部に、「FileZilla…をダウンロードしています。」と出て、ダウンロードが開始されます。
ウィンドウ下部の、ファイル名の右の「V」を押して、「フォルダを開く」を選びます。
フォルダが開きましたら、ダウンロードしてきたFileZilla****.zipを必要に応じて移動し、右クリックし「すべて展開」を選び解凍します。
(参照ボタンを押してデスクトップやドキュメントフォルダなどに解凍してもよいでしょう。)
解凍されたファイルの中の「filezilla****.exe(設定により.exeなし)」をクリックして開きます。
「この不明な発行元の・・・許可しますか?」と警告が出たら、「はい」を押します。
(起動したあと、下のタスクバーで右クリックして、「タスクバーにピン留めする」を選んでおくとタスクバーにアイコンが残っていますので、次回からの起動が楽です。)
FTPソフトFileZillaのインストール方法と起動方法~インストール版
インストール版の場合は、FileZilla****.exeをクリックし、次へを押していき指示に従がってインストールをしていきます。
インストールが完了すると、スタートメニューの中の「Fの項目」の所に、FileZillaが見つかると思いますので、クリックして起動してください。
見つからなければ、検索窓やコルタナに「FileZilla」をいれてください。
(起動したあと、下のタスクバーで右クリックして、「タスクバーにピン留めする」を選んでおくとタスクバーにアイコンが残っていますので、次回からの起動が楽です。)
FTPソフトFileZillaの使い方~FTP接続設定
デスクトップ上に、FileZillaアイコンがあると思いますのでクリックします。
ない場合は、スタートメニュー・ウィンドウズボタンから、FileZillaの項目を探します。
「全てのプログラム」や「F」と書かれた部分などから見つかると思います。
FTPソフトFileZillaの起動後の設定
FileZillaが起動し、「FileZillaにようこそ」とでましたら、OKを押してください。
そして、更新チェック「新しいバージョンのFileZillaを利用できます」が出た場合、
「新しいバージョンをインストール」を選び更新しても良いですし、
とりあえず「閉じる」を押しても良いです。
設定をしていきます。
上部メニューの「ファイル」>「サイトマネージャー」を選びます。
サイトマネージャーというウィンドウが開きますので、こちらでFTP接続設定を行います。
「新しいサイト」ボタンを押します。
そして、上のウィンドウに、サイトが追加されますので覚えやすい名前に変更します。
そして、
・ログオンの種類は、「通常」に変更して、
・ユーザーの部分にFTPユーザー、
・パスワードの部分にFTPパスワードを入力します。
そして、「接続」ボタンを押します。
以下の「不明な証明書」ウィンドウが出ましたら、「今後もこの証明書を常に信用する」にチェックを入れ、
「OK」を押します。
上部に、接続が確立されましたと出ると接続完了です。
エラーが出ていましたら、設定を見直します。
ログオンできませんと出たら、サーバー名・ユーザー名・パスワードを確認しなおします。
ホスト・・・・が見つかりませんの場合は、ホスト名(アドレス)が間違っていますので、再確認します。
そして再び上部メニューの「ファイル」>「サイトマネージャー」を選び、
「先ほど名前を変えたエントリを選択」して設定を訂正できます。
訂正したら、「接続」ボタンを押します。
また、まれに、
★サーバーでのFTP設定がOFFになっている(サーバーにログインしてONにします。)
などの原因もあります。
FTPソフトFileZillaの使い方~画面の説明
ログインした後のFileZillaの画面は以下のような構造になっています。
中段左側が自分のパソコン側のフォルダとファイル、
中段右側がレンタルサーバー側のフォルダとファイル
下段に、ファイルの送受信・転送状況
が表示されます。
★「左側が自分のパソコン側」、「右側がレンタルサーバー側」になります。
それぞれの上には、フォルダ名・パスが書いてあります。ファイルをダウンロード・アップロードする際は、
こちらのフォルダ名・パスを参考にして下さい。
FTPソフトFileZillaの使い方~ファイル・フォルダのアップロード方法
では、FTPソフトFileZillaでのファイルやフォルダのアップロード方法です。
まずは、レンタルサーバー側でアップロードしたいフォルダに移動するか、フォルダを新しく作成して中に入ります。
左側(パソコン側)から右側(レンタルサーバー側)にアップロードします。
左側からファイルやフォルダをつまんで、右側へドラッグ&ドロップします。
(右クリックメニューのアップロードを選んでもOKです)
下のファイルの送受信状態のウィンドウに、メーター等転送状況が出ていれば、転送中です。
下のウィンドウにメーターが出なくなり、右側のレンタルサーバー側に、ファイルやフォルダが表示されれば
アップロードが完了です。
FTPソフトFileZillaの使い方~ファイル・フォルダのダウンロード方法
FTPソフトFileZillaでのファイルやフォルダのダウンロード方法ですが、
自分のパソコン側でダウンロードしたいフォルダに移動するか、新しくフォルダを作成して中に入ります。
右側のレンタルサーバー側で、ダウンロードしたいファイルやフォルダを表示します。
ダウンロードしたいファイルやフォルダを右から左へつまんではなします(ドラッグ&ドロップする)
(右クリックメニューのダウンロードを選んでもOK)
下のファイルの送受信状態のウィンドウに、メーター等転送状況が出ていれば、転送中です。
下のウィンドウにメーターが出なくなり、左側の自分のパソコン側に、ファイルやフォルダが表示されれば、ダウンロードが完了です。
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