ビジネスや仕事で重要な守破離とは?成功者は皆実行している!
ビジネスや仕事の世界でも重要と言われている「守破離(しゅはり)」とはどのようなものであるかの解説です。多くの成功者が実行している重要な教え・思想の言葉です。道を究めるうえで実行するしないで将来的に大きく差が開いてきます。
守破離は茶道の千利休の歌が発祥との説
ビジネスや武術・芸術、茶道・華道などの世界で、その道を究める修行の過程で重要な事を伝える教え・思想の言葉です。
「規矩(きく)作法 守り尽くして破るとも 離るるとても本を忘るな」
という歌から引用された3文字と言われています。
規矩(きく)は、もともとはコンパス・さしがねのことで、物を作る際の基本である長さ寸法や形を意味する言葉であり、物事の規則・基本・決まり事という意味とのこと。
茶道の道を究める時に重要な事を歌った和歌になります。
室町時代の三代目の将軍「足利義満」の時代に、伝統芸能である「能楽」を作り上げた観阿弥、世阿弥親子がこの和歌をもとに「守破離」という言葉を用いたことから、色々な芸能・芸術・スポーツや仕事・ビジネスなどでも道を究める場面で語られるようになったようです。
では、「守破離」とはどのような意味を持っているのか見ていきましょう。
守破離の「守(しゅ)」
教えられたことを忠実に守り、実行することです。
守は、守破離の中で一番大事と言われている事柄になります。
なにも知らない赤ちゃん・幼児期の頃には、両親や祖父母、兄弟姉妹やお友だちの言動を真似することで、ぐんぐん成長していきます。生活の中のノウハウや社会のルールなど、色々な基本的なことを吸収した上で、いろいろな難題を解決していけるようになっていきます。
お勉強の世界では、足し算引き算かけ算わり算といった基礎を学ぶことで、難しい分数や面積や立方体の体積の計算などができるようになります。
スポーツや武術でも、基本的な技を教えてもらい、何度も繰り返し練習してうまくなってから次の難しい技を究める必要があります。
基礎を教えてもらわずに自己流でやってしまったり、教えてもらったとしても初めから自己流にアレンジしたり間違ったやり方でやってしまっていては天才でない限りはうまくいきません。
アフィリエイト・ネットビジネスの場合でも、稼いだ実績のある手法を、
必要があります。
初めから、これはこうしたほうが良さそう!と自分なりに発展させ(破)・オリジナリティーを出す(離)のは良くありません。
オリジナリティーを出すのは、基礎を自分の物にしてからの段階になります。
実は、私自身、この守破離の守を実行してこなかったのが
長い間成功しなかった理由の1つと考えています。
きちんと良い師匠の元で学び、教えを実践したことで短期間で成功することが出来たわけであり、みなさんにもぜひとも実践していただきたいことになります。
守破離の「破(は)」
今まで学んだことを、ここで初めて破り応用をきかせ発展させていくことです。
しっかりと基本をマスターしたら、いよいよ自分なりの工夫をして、応用・発展させていきます。
基本的なことが身につき・究めてから初めて発展させるわけなのです。
過去の私を含め、多くのうまくいかなかった方は、
初めの「守」の段階でマネをすることに抵抗があり、自分のやり方に応用・発展させて実行(破)してしまうことが多いのです。
守破離の「離(り)」
今まで学んだことを離れ独自のオリジナリティーを出すことです。
基礎を元に、応用・発展させることができたら、自分なりの独自のオリジナリティー・独創性を出していきます。
過去の私も含め、基礎(守)が出来ていないうちからこの「離」を実行してしまう方もいますが、
失敗する確率が大きく高まります。
千利休の和歌
「規矩(きく)作法 守り尽くして破るとも 離るるとても本を忘るな」
に「本を忘るな」とあるように、
「離」に達しても、基本を忘れないことが大切であることがわかります。
道にぶつかって前に進めない場合には、基本を思い出すことも大事ですよね。
守破離を繰り返していく
ある事柄の守破離の離の後は、再び大きな壁にぶち当たることが多く、その際は「新たな教えの守の段階」に入ります。
1つ守破離を究めた後、次の守破離を究めて、どんどんと自分を高めていきます。
そしてそれぞれの道を組み合わせて、新たな独自性を編み出すことも可能となります。
守破離まとめ
教えを、基礎から発展させずにきちんと実行し究めた上で、
発展・応用・独自性を出していきましょうということです。
基本を飛ばして、難しいことに挑戦したり、違う内容に取り組んでしまうとなかなか成功できないことを教えてくれる「守破離」教えのご紹介でした。
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