ワードプレスにて保存・バックアップするべきファイルリストと簡単なバックアップ方法、バックアップが必要な理由の紹介です。
操作ミスや、サーバーのトラブル、ワードプレスのバグなどで「投稿記事や画像・音声ファイルなど」が消えてしまうことがあります。
時間をかけて作ったデータの多くをなくさないよう、定期的なバックアップをオススメします。
ワードプレスのバックアップが必要な理由
★記事を誤って消してしまった(リビジョンもなくなった)
★画像が表示されない
★プラグインが動かなくなった
★ログインできなくなった
★自作プログラムが壊れた
このような場合に備えて、バックアップしましょう。
では、バックアップ・保存するべきファイル(フォルダ)と、データの場所をご紹介します。
ワードプレスでバックアップ保存を検討すべきデータ・項目
バックアップの検討が必要なデータと主なバックアップ方法、データの場所はこちらです。
必ずしもすべて必要というわけではありません。必要に応じてバックアップしてください。
データの種類 | 主なバックアップ方法 | データの場所 |
★記事データ | エクスポート | DBデータベース |
★画像・音声・動画ファイル | FTP | public_html/wp-content/uploads |
プラグインファイル | FTP | public_html/wp-content/plugins |
テーマファイル | FTP | public_html/wp-content/themes |
その他WP設定ファイル | FTP等 | public_html/ |
自作のデータ | FTP等 | public_html/など |
タイトル名などの設定内容 | テキストファイル | 設定→一般など |
この中でとても重要なのは、【記事データ】と【画像・音声・動画ファイル】になります。
データが消えてしまって困る・・・というものは、しっかりバックアップを取っておきましょう。
ワードプレスのバックアップ方法
ワードプレスのバックアップ方法としては、主に2通りあります。
全データをまるごとバックアップできる「All-in-One WP Migration」や、バックアップのみ楽な「BackWPup」がおすすめ。
★ワードプレスのエクスポート機能+FTPソフト+サーバーのDB管理画面からDBバックアップ(難しいです)
All-in-One WP Migration
All-in-One WP Migrationは、すごく簡単にバックアップ・復元ができますが、データが小さい場合は無料で復元できますが、
データが大きい場合、復元するためには有料契約が必要となります(プログラムを編集することで無料で復元できます)。
All-in-One WP Migrationでワードプレスサイト簡単移転!プラグイン手順と方法
BackWPup
BackWPupは、バックアップは簡単なのですが、復元機能がありません。復元はFTPソフトを使ったり、DB(データベース)を操作する必要があります。
BackWPupプラグインの使い方と設定~WordPressバックアップ方法と中身
また、サーバーによっては、【自動バックアップ機能】がある場合もあります。
復元が無料の場合と有料な場合があります。ただ、最長1週間分程度しか復元できない場合が多いです。
バックアップ保存したデーターはどこに保存する?
バックアップしたファイルは、パソコン内でもよいですが、
USBや外付けHDDやDVDなどにも保存しておくと、パソコンが壊れても安心です。
DropBox、Googleドライブなどのオンラインストレージを使うという手もあります。
個別にデータをバックアップする方法
「記事データ」のバックアップ
記事データはWebサーバーの「データベース」に保存されています。
ワードプレスのエクスポートを使う方法とプラグインを使う方法、DBを直接操作してバックアップするなど色々な方法があります。
簡単なのは、ワードプレスのエクスポートを使う方法とプラグインを使う方法です。
★ワードプレスの機能を使う方法
管理画面の左のメニューの「ツール」→「エクスポート」で開かれる画面で、
全てのコンテンツにチェックが入っているのを確認し、
「エクスポートファイルをダウンロード」ボタンを押します。
ワードプレスのメニューの【ツール】→【エクスポート】を選びます。
【すべてのコンテンツ】を選び【エクスポートファイルをダウンロード】
すると、ダウンロードが始まります。
ダウンロード場所に、【wordpress.20XX-XX-XX.xml】というXMLファイルが作られます。
このファイルはデータの復元に必要なので大事に保存しておいてください。
→ダウンロードファイルの保存場所はどこ?調べ方探し方と保存先の変更方法
ワードプレスに設定した、設定項目をテキストに保存
テキストファイルやワード文章などを用意し、設定内容をどんどん貼り付けます。
ワードプレスインストール時に設定項目が残してあれば、そこに追加していくのもよいでしょう。
バックアップを復元する時以外にも、今後新しいサイトを作る場合にも役に立ちますよ!
【設定】→【一般】
★サイトタイトル
★キャッチフレーズ(サイト説明)
★WordPress アドレス (URL)
★サイトアドレス (URL)
★メールアドレス
【設定】→【メディア】(メディア設定をした場合)
★サムネイルのサイズの幅
★サムネイルのサイズの高さ
★中サイズの幅の上限
★中サイズの高さの上限
★大サイズの幅の上限
★大サイズの高さの上限
【設定】→【パーマリンク設定】
★どのパーマリンクを選んでいるか。
カスタム構造の場合は、アドレスも保存。
例:「/%post_id%.html」
【プラグイン】→【インストール済みプラグイン】
★必要なプラグイン名をすべてコピペする
【外観】→【テーマ】
★必要なテーマ名を控えておく
【ユーザー】→【ユーザー一覧】
★いつもログインするユーザ名とパスワード
忘れた場合は、ユーザ名の下の編集から、新しくパスワードを生成して設定する。
FTPソフトで画像などのメディアファイルとプラグイン・テーマを保存
では、残りの項目をFTPソフトにてバックアップしていきます。
無料のソフトであれば、Windwosの場合は「FFFTP」、Macの場合は「Cyberduck」または「FileZilla」がおすすめです。
FTPの接続に必要な情報は、サーバー契約時にメールで送られてきたり、画面に表示されたと思いますが、
もし手元にない場合は、サーバーにログインして、FTPと書かれている項目を押すと情報が表示されると思います。
画像・音声・動画ファイル | FTP等 | public_html/wp-content/uploads | プラグインファイル | FTP等 | public_html/wp-content/plugins | テーマファイル | FTP等 | public_html/wp-content/themes | その他WP設定ファイル | FTP等 | public_html/ |
時間がかかりますが、public_htmlにあるファイル・フォルダを全部バックアップしてもよいでしょう。
私の場合は、
1年に1度程度、全体バックアップ、3か月に1度程度、部分バックアップを行っています(「記事」と「画像・音声・動画ファイル」)。
また、重大な更新や特殊なプラグインを使う場合にも「記事」と「画像・音声・動画ファイル」をバックアップしています。
以上で、必要最低限のワードプレスの設定項目を解説いたしました。
何かのお役に立てば幸いです。
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