メール「YouTubeの利用規約の変更について」は本物!?内容を解説!フィッシングメールではない?

件名/タイトル「YouTubeの利用規約の変更について」のメールが大量に!開いて大丈夫なのか、どんな人に届くのか?内容を解説!詐欺やフィッシングメール、ウィルスメール等の迷惑メールかどうかのチェックポイントも紹介。2021年5/19頃から5/24頃にかけて大量に届きました。私の場合は複数アカウントを管理しているため24通も届きました。

「YouTubeの利用規約の変更について」メールは詐欺やフィッシングメール、ウィルスメール?

2021年5/19頃から5/24頃「YouTubeの利用規約の変更について」というメールですが、安全なメールの可能性が高いですが、必ずしも安全とは言えません

また、2021年11/23頃から11/27頃の「YouTubeの利用規約の更新について」というメールについても、安全なメールの可能性が高いですが、フィッシング・詐欺メールの可能性もあります。

その理由は、YouTubeからのメールに便乗して迷惑メールが作成・送信されている可能性も十分にあるからです。

下にてメール本文を公開しておりますので、みなさんのメールボックスに届いたこのタイトルのメールをわざわざ開く必要はありません

・もし、ウィルスメールの場合は開いただけで感染する物もあるので特に添付ファイルの有無は確認してください。

・また、フィッシング詐欺メール防止のため、メール本文中のリンクはできる限り押さないようご注意ください。リンク先で個人情報入力を求められたら要注意です。

ただ、YouTubeにて収益化している(稼いでいる)人には「ロイヤリティの支払いと源泉徴収」の部分は重要ですので、下記内容をご覧の上、アドセンス管理画面から適切な税務情報の登録・提出を行うようにしてください!

このメールはどんな人に届いている?

・YouTubeを利用したことのある方
・YouTubeにてチャンネルを持っている方

特に複数チャンネルを持っている方には、たくさんメールが届いています。

また、転送メール等の設定をしていて、メールソフトで転送元・転送先の複数のメールを受信する設定になっている場合は、同じ時間に同じ件名、同じタイトルで複数のメールが届きます。

件名「YouTubeの利用規約の変更について」の原文と要点

タイトル・件名が「YouTubeの利用規約の変更について」のメールの内容ですが、以下の通りです。
メール「YouTubeの利用規約の変更について」は本物!?内容を解説!フィッシングメール?

このたび、YouTube の利用規約(以下「規約」)が更新されることになりましたのでお知らせいたします。本規約は、米国では 2020 年 11 月に更新されました。今回の変更により、YouTube へのアクセスやご利用に大きな影響はございません。

変更の概要:
• 顔認識の制限: 規約には、個人を特定できる可能性がある情報を許可なく収集することはできない旨がすでに記載されています。この規定は顔認識に関する情報に対しても適用されるものですが、新しい規約ではこの点をさらに明確にしています。
• 収益化に関する YouTube の権利: YouTube は、プラットフォーム上のすべてのコンテンツを収益化する権利を有しており、YouTube パートナー プログラムに参加していないチャンネルの動画にも広告が表示される場合があります。
• ロイヤリティの支払いと源泉徴収: 収益を得る権利を持つクリエイターへの支払いは、米国の税務上の観点からロイヤリティとして扱われ、Google は法律上義務付けられる場合に源泉徴収を行います。

規約の更新内容をよくご確認いただきますよう、お願いいたします。新しい規約は、米国以外に居住の方に対しては 2021 年 6 月 1 日から適用されます。この日以降 YouTube の利用を継続することで、新しい規約に同意したことになります。なお、お子様に YouTube Kids の利用を許可される場合、お子様の代理として新しい規約に同意したことになります。

詳しくは、ヘルプセンターをご覧ください。
引用元:© 2021 Google LLC d/b/a YouTube, 901 Cherry Ave, San Bruno, CA 94066

このメールは YouTube 利用規約の重要な更新についてお知らせするもので、お客様のメール通知の設定にかかわらずお送りしています。

とあるとおり、全てのYouTube利用者に対して送付されています。

件名「YouTubeの利用規約の変更について」の要点

このユーチューブからのメールで伝えている内容ですが、利用規約が間もなく(2021年6月1日)に改定・適用されることを伝えるものです。

アメリカでは今回の変更と同じ内容が「2020年11月」に既に改訂・適用されています。

顔認識の制限

★動画や静止画の中の、顔認識に関する規約の更新。
個人情報保護の保護の観点から、YouTubeでは許可なく顔と個人情報を収集しませんという内容と、その内容をさらに詳しく書きましたよ~ってことです。

収益化に関するYouTubeの権利

★アップロードされた全ての動画や静止画、音声などに関して、YouTubeでは広告をのせたりできる権利があると述べています。
収益化していない動画にも広告が表示されるようになります。
(チャンネルを持っている人・アップロードした人には広告料は支払われません。)

現在は、YouTubeにてお金を稼ぐ広告をのせる「収益化」する審査を受けるための条件として、
チャンネル登録者数1000人以上、過去1年の動画の総再生時間4000時間以上
があり、条件が達成された後に、やっと審査が行われ、審査を通過すると広告をのせてお金を稼ぐことができるようになります。

しかし、
・条件を満たしているけれど審査を受けていないチャンネル
・登録者数や動画再生時間が条件に満たないチャンネル
についても、広告が表示されるわけなのです。

広告は掲載されるのに、収益化しないと1円も入ってこないので、まだ収益化していない方は頑張って収益化条件を満たして審査を受けましょう!

ロイヤリティの支払いと源泉徴収

★ロイヤリティの支払いと源泉徴収
YouTubeにて収益化条件を満たして審査に通過した人は、広告収入を受け取ることができますが、アメリカの税金の法律上ロイヤリティ「ご褒美・報酬」として扱われますよと述べています。
また、YouTubeを管理するGoogleは法律上で支払いの義務があると考えられる場合に源泉徴収(利益からあらかじめ税金を差し引くこと) することを述べています。

以前、AdSense通知対処法「重要: 他の税務情報が必要かどうかをご確認ください。お支払いの源泉徴収を正しく行うため…」の記事にてご紹介した内容なのですが、きちんと税務情報の登録・提出を行うことで、日本に居住していてYouTubeで稼ぐ場合には、税金がなし(源泉徴収の免税・0円)になります。

もし、きちんと税務情報の登録・提出が行われていない場合は、なんと30%も税金を引かれてしまう可能性がありますので気を付けてください!

AdSense通知対処法「重要: 他の税務情報が必要かどうかをご確認ください。お支払いの源泉徴収を正しく行うため…」の記事にて税務情報の登録・提出の手順をご紹介していますので、必ず行うようにしてください。

件名が「YouTubeの利用規約の変更について」のメールが本物かどうか調べる方法・見極め方

今回届いた件名が「YouTubeの利用規約の変更について」のメールが本物かどうか調べる方法・見極める方法は以下の通りです。

★差出人From:が「YouTube(no-reply@youtube.com)」であるか?
★返信先Reply-To:が「YouTube(no-reply@youtube.com)」であるか?
★タイトルが「YouTube の利用規約の変更について」であるか?YouTubeの後ろに半角スペースがあります(2021年5月19日~5月22日頃のタイトル)
★本文が、上で記載の通りになっているか?迷惑メールでは英文を日本語に無理やり訳した不自然な日本語のメールになっていることがあります。
★本文中の青文字のリンクのリンク先が以下の通りか
・【YouTube の利用規約】については、https://notifications.google.com/g/p/(以下省略)・・・であるか?
ちなみに上のリンクは転送リンクであり、転送先のページはhttps://www.youtube.com/t/termsになります。

・【ヘルプセンター】についても、https://notifications.google.com/g/p/(以下省略)・・・であるか?
ちなみに上のリンクは転送リンクであり、転送先のページはhttps://support.google.com/youtube/answer/10090902(以下省略)・・・になります。
★リンク先は規約や、ヘルプページです。ログイン情報や個人情報、クレジットカード番号などは一切要求されませんのでご注意ください!

差出人、返信先などの確認方法はEメールが迷惑メールか本物か見極める方法!フィッシング詐欺メール/ウィルスメール/スパム?をご覧ください。

(まとめ)件名が「YouTubeの利用規約の変更について」のメールが本物?

結論としては、今回の件名が「YouTubeの利用規約の変更について」のメールは本物のメールである可能性が高いです。

ただ、最近Amazonや楽天や銀行の「本物のメールにそっくりなフィッシング詐欺メール」が良く出回っているので、
YouTubeを利用していないのにこのようなメールが大量に届いている場合や、差出人や返送先、リンク先が明らかにおかしい場合などには、くれぐれも注意してください。
ログイン情報やクレジットカード情報などを入力する必要は一切ありません。もし変な入力フォームが出たらフィッシング詐欺メールの可能性が高いです。

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