グーグルに評価されるためのサイト改善ヒント。何を基準に検索順位が決まるのか

検索エンジングーグル(google)は何を参考に順位を決めているのか、google社員の方が発信している情報やSEO関連記事から、googleが順位を決定している要因をご紹介します。なかなか順位やアクセスが上がらない方のためのSEO対策項目。

「渋谷 ラーメン」などで調べると東京にある渋谷のラーメン店の地図や情報、口コミ、ニュースなどが出てきますよね。それを例としてご紹介します。

サイトのコンテンツ・内容

1、ターゲットとする【検索キーワード】がタイトルや見出し、文章中に使用されているか・・・タイトル・見出し・文章に「渋谷」「ラーメン」といったキーワードが入っているかは重要です。プログラムでカウントされます。

2、ターゲットとする検索キーワードに【関係・関連する情報】が使用されているか・・・キーワードに関連する用語も探し出されます。「渋谷」「ラーメン」なら「渋谷周辺のラーメン情報」「渋谷のラーメンの値段・味・口コミ・地図」などが関連する情報になります。

3、検索キーワードに隠されたユーザーが求めている内容(検索意図)が書かれているか・・・「東京 渋谷 ラーメン」なら東京の渋谷にあるラーメンを調べたいです。沖縄県のラーメンは求めていませんし、渋谷のファッション情報は求めていません。キーワードによっては検索意図が分かりにくい物もありますが、多くの方が求めている情報はもちろん、一部の人が知りたい内容もきちんと記述していくことが望まれます。

4、検索の上位に出てくるサイトのコンテンツとどのくらい似ているか・・・グーグルはできる限り多様性(いろんな情報)を重視します。同じ内容のサイトばかり検索結果に出てきたら検索ユーザーのためにならないからです。「渋谷 ラーメン」と調べた場合、同じお店「A店」の情報ばかり出てきたら選べなくて面白くないですよね。A店・B店・C店・D店など色々なお店のラーメン情報があったり、ランキングを見たかったりします。つまり、既に検索順位上位にあるのと同じようなサイトを作っても上位表示されにくいわけです。上位サイトと少し違った視点やプラスアルファが必要となります。

5、ページ内の文字数・・・昔は文字数が多ければ情報もいっぱい書いてあり優秀という考え方がありましたが、最近は単純に文字数が多いからと言ってプラスにはなりません。「ユーザーの求める情報を質を伴って書く」ことで文字数が多くる場合にプラスに働きます。ユーザーが求めていない情報があるとマイナスになる可能性すらあります。例えばラーメンの店を紹介するページに無関係の占いであったり、家電の情報が書いてあったりするのはよくありません。

6、ページにどれくらいの「ユニーク単語」が含まれているか・・・文字数に似ていますが、重複した単語をカウントしません。検索上位表示を目指して、同じ単語ばかり使っていたり、同じ内容をだらだらと書くようなサイトを排除する目的もあると思われます。

7、ページ内のどの部分にキーワードが配置されているか・・・重要な情報であれば比較的コンテンツ初めあたりや、メインの部分に来るはずです。ページの下部やサイドバーに少しあるだけの場合、あまり評価されない可能性が高いです。

8、コピーコンテンツがどれくらいあるか・・・他のサイトの情報を必要最低限コピー(引用)するのは問題ありませんが、必要以上に(ページの半分以上など)コピペしただけのページは評価が落とされます。グーグルは同じページばかりの検索結果を出したくないわけなのです。

タイトルやタグ

9、タイトルの文字数・・・タイトルのはとても重要です。ページの内容を表すキーワードを十分含めて長すぎない適度な文字数にする必要があります。
参考:ブログのページ/タイトル/抜粋説明文の文字数は何文字が良い?

10、タイトルのキーワード数・・・どれくらいの数のキーワードが含まれているかも重要です。検索キーワードや関連するキーワードは必ず含めると良いです。

11、タイトルのキーワード位置・・・タイトルの先頭部分、真ん中、最後のあたりなど、どの位置にキーワードがあるかによっても判断していると言われています。前から何文字目?何単語目に出てくるかなど分析しているのではないかと言われています。パソコンやスマホ・タブレットといった端末により検索エンジンに表示される文字数が決まっており、タイトルが長い場合は・・・などで省略されてしまいます。
そのため、後ろにある省略されやすい部分にあるキーワードは、他のキーワードに比べて重要度が低いと考えられます。

12、メタディスクリプションの文字数・・・メタディスクリプション検索結果のタイトルの下に出る説明文や、SNSなどにリンクを使た時などに使われるページの内容を説明する部分。タイトルよりも多くの文字を入れるのが一般的で、重要なキーワードはもちろん、関連するキーワードなどもきちんと含んでいるか判断されます。

13、メタディスクリプションのキーワード数・・・ページの説明文であるメタディスクリプションの部分に含まれるキーワード数も判断材料の1つです。重要キーワード以外にも、関連キーワードをきちんと含めてわかりやすく解説されているかどうかを判断されます。

14、見出しタグH1~H5タグの使用回数・・・一番重要な見出しH1タグから、重要度が少し下がった見出しH2、H3、H4、H5タグがいくつ使われているかも見られます。タイトルほどではないですが見出しもきちんと順位付けの判断材料の1つです。

15、H1~H5タグに使われている文字数・・・一番重要な見出しH1タグから、重要度が少し下がった見出しH2、H3、H4、H5タグにどれくらいの文字数があるかも判断材料の1つとされています。

16、H1~H5タグに使われているキーワード数・・・H1タグ、H2、H3、H4、H5タグにどんなキーワードが何回使われているかも判断材料の1つです。検索にひかかったほしいキーワードは必ず見出しに含めましょう。

17、H1~H5タグ中でのキーワードの位置・・・タイトルと同じく、前にあればあるほど重要なキーワードとみなされる傾向があるようです。

18、H1~H5の位置・・・見出しタグH1~H5がページ内できちんと順序良く配置されているかも重要です。通常、H1タグが先頭にあり、その中にH2、H3・・・・という形で記述されていないとどの見出しタグが一番重要なのか判断できないためです。

19、emタグ、strongタグの数・・・重要な単語であると強調する(太字にする)emタグ・strongタグの数も判断材料の1つ。これらのタグが多く使われるキーワードは重要とみなされます。ただやみくもにemタグ、strongタグを多用している場合は重要とみなしてもらえません。

20、ページ内の画像数・・・適度に画像を含んで解説しているサイトは視聴者に好まれる傾向があるため、判断材料のひとつとされます。

21、alt属性・・・画像などに記述している、画像の内容を説明する文であるalt属性に書かれているキーワードも順位付けの判断にされます。

22、bodyタグの開始行・・・ホームページやブログはHTML言語で書かれていますが、先頭のheadタグで囲まれたヘッダー部分があまりに多すぎると、本文のかかれているbodyタグにたどりつけません。ヘッダーにあるインラインスタイル(埋め込みのスタイル)、JavaScriptなどのプログラムコード、解析用のタグなどが多すぎる場合は無駄なものを削除したり、タブやスペースを取り除くなどの圧縮を検討してください。

サイト・ページ内の被リンク・発リンク

23、サイト内へのリンクの質と数(被リンク)・・・自分のサイトへのリンクの質と数も重要です。「リンクをしてもらえる=紹介する価値」があると考えるわけです。官公庁や教育機関、医療機関といった誰もが認めるしっかりしたサイトからのリンクがあるとgoogleから評価されやすいです。サイトやページに関連する、権威あるページからの質の高いリンクは価値があります。その一方で相互リンクサイトや大して権威のない個人サイトからのリンクはほとんど評価されません。質の低いサイトからのリンクばかりある場合は評価を下げられる可能性があります。

24、サイト外へのリンク質と数(発リンク)・・・自分のサイトから他のサイトへのリンクの質と数も評価対象とされています。自分のサイトと無関係なサイトへのリンクは評価されませんが、ユーザーの役に立ちそうな、自分のサイトやページに関連するリンクも評価されるようです。

25、サイト外リンクの設置場所・・・リンクがページのどの場所に設置してあるかも評価対象です。ヘッダやフッターなどの共通部分か、コンテンツ上部か、コンテンツ内か、コンテンツ下部か、サイドバーかなどが判断されます。ヘッダーやフッターなどの共通部分やサイドバーのリンクは評価は低めのようです。

26、サイト外リンク先コンテンツの類似性・・・リンクを貼った先のサイトと自分のサイトは類似性・関連性があるか。自分のサイトがラーメンの情報サイトなら、他のラーメン関連のページへのリンクは評価対象です。ラーメン関連から食べ物関連へのリンクは〇、ラーメン関連の内容が一切ない昆虫情報サイトへのリンクはあまり評価されないでしょう。

27、サイト外ページからの被リンクのアンカーテキスト・画像のalt属性・・・リンクされる場合のリンクのテキスト内容(アンカーテキスト)や画像リンクの場合のalt属性

28、サイト内ページからの被リンク数(内部リンク数)・・・自分のサイトの色んなページからリンクされているページは価値が高いとみなされます。

29、サイト内ページでのコンテンツの類似性・・・サイト内に関連する同じ情報がどれだけあるか。ラーメン関連の内容を多く取り扱っていれば、ラーメンに詳しい専門サイトであるとみなされるわけです。

30、サイト内ページからの被リンクのアンカーテキスト・画像のalt属性・・・リンクする場合のリンクのテキスト内容(アンカーテキスト)や画像リンクの場合のalt属性

インデックス

31、インデックス数・・・サイト内のページがいくつインデックスされているか。つまりグーグルの検索にのっている、グーグルが価値のあるページと判断されたページがどれだけあるか。多いほどプラスに働きます。

32、サイト全体でのキーワードにフォーカスしたページの割合・・・特に狙っているキーワードに対して作られたページがどれくらいあるか。たくさんあれば専門性があるとみなされます。

33、キーワードに関係したページ数・・・狙うキーワードだけでなく、キーワードに関係したページがどれだけあるかも判断材料となります。「渋谷」「ラーメン」であれば、「東京」や近隣の「原宿」「六本木」あたりの情報、「レストラン・飲食店」関連などの情報があるとラーメン良く知っていそうなサイトと判断されます。

34、SSLに対応している割合・・・情報を送受信するサイトで特に重要となるセキュリティー。SSL化してあることで、情報漏洩のリスクが少なく安心できるサイトということでgoogleは優遇します。無料でもSSL化できるサーバーも最近増えてきているので、サーバーの仕様やヘルプを見たり管理画面にログインするなどして機能を確認し、SSL化の検討をおすすめします。

ドメイン

35、ドメインを取得日からの経過日数・・・ドメインを初めて取得した日からの日数が長ければ、長くサイトを運営していると判断されプラスに働きます。新しく作ったサイトは信頼が得られにくいです。ただ作りたてのサイトであっても初めのうち記事は若干評価が高い傾向があります。サイト作成からきちんとした有益な記事を提供していれば評価されるのは納得がいきますよね。

ソーシャル

36、facebookの総合評価・・・フェイスブックで評価されるということはそれだけしっかりしたサイトであるということの表しであり、グーグルも評価します。

37、ソーシャルブックマーク数(はてなブックマーク数)・・・被リンクと同じく、ソーシャルブックマークに登録されているということで多少は評価が上がります。

38、SNS(ツイッター)などでの言及数・・・SNSなどで皆に話題にされるということは、皆の人気があったり、検索需要があるとみなされて評価が上がります。

サイテーション

39、サイテーション・・・言及・引用を意味するサイテーション。他のウェブサイトやSNSにて【リンクがつけられていないサイト名やURL】がかかれている場合であっても、グーグルの評価が上がると言われています。

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