2020年現在の最大手の検索エンジンGoogle(Yahoo!)の仕組みや評価基準、順位決定要因についての解説です。検索エンジンのシェアや、サイトの強さはどう決まるのかについてご紹介します。基本的には、他のBingなどの検索エンジンも同じような仕組みです。
日本の検索エンジンのシェア!検索エンジン2強はGoogleとBing
日本で使われている検索エンジンとしてはGoogleとYahoo、Bingが有名です。
ただ、YahooはGoogleの検索システムを使っているので、実質は、GoogleとBingの2強となっています。
ちなみに日本の検索エンジンのシェアは、2019年時点で、
パソコンでのGoogle(Yahoo!含む)のシェアは90%以上です。Bingが7.4%になります。
スマホに関して言えばGoogle(Yahoo!含む)は約99%のシェアになります。
MSNや、中国シェアトップのBaidu(百度)やDuckDuckGoなどもありますが日本でのシェアはごくごくごくわずかです。
検索エンジンによる検索順位の違い
下の画像をご覧ください。2つのサイトの異なるキーワードでの順位一覧です。
検索エンジンGoogleとBingとでは、こんなにも順位(評価基準)が違います。
★検索エンジンによって何を評価しているのかにより順位が違います。
★また、この順位は、不定期で入れ替わります。
Googleなどの検索エンジンの仕組みは?
サーチエンジンの検索順位は、順位付けプログラムにより決定されます。
クローラーといわれるプログラムが、世界中のウェブサイトのページを集めに回ります。
そしてページや他ページとの関係性等を解析して点数化して、検索順位を決定しています。
その点数を決める評価基準の詳細は検索エンジンを開発チームや一部の偉い幹部しか知らない極秘情報です。
確実に上位に表示できる情報自体、莫大なお金を生み出しますし、漏れた場合は情報統制など悪用される可能性や、検索エンジンの評価も落とすことになるため厳重に管理されています。
有難いことに、検索エンジン大手Googleはどのようなサイトが上位表示されるのか、大まかな指針を出してくれています。
その評価基準・検索ランキング決定要因について見ていきましょう。
サイトの評価の基準・検索ランキング決定要因とは?
Googleが公式に発表している評価基準・検索ランキング決定要因ですが、
★コンテンツ(ページやサイトの内容)
★被リンク(他のサイトからの自分のサイトへのリンク)
です。この2つが順位を決定する点数付けの大部分を占めます。
そこに加えて、
★その他、数百を超える要因
による点数を加えて順位を付けています。
Googleはページだけでなく、サイト全体(のアドレス・ドメイン)についても評価点数を付けています。
ページの内容、被リンク数(他のサイトからの自分のサイトへのリンク)、サイト全体とその他要因から総合的に判断して順位が決定されます。
では、順位決定要因の大半を占める、コンテンツと被リンク、その他の要因について解説します。
コンテンツとは?
コンテンツというのは、テキスト文章や画像、音声・音楽、動画、プログラムなど内容のことを指します。
Googleは2020年現在も、ページやサイトの内容を、主にテキスト文章を解析して評価をしています。
タイトルや、見出し、装飾文字列、その他文章の内容などです。
画像の内容も少しずつ解析できるようになってきたとのことですが、画像の内容までしっかり解析できるようになるまではまだ時間がかかりそうです。
★ページの内容の質や量は順位に大きく関わってきます。
★検索者が求めるコンテンツが提供できているかかどうか判断されます。
被リンクと内部リンク
被リンクというのは、他のサイトからの自分のサイトへのリンクのことです。
リンクとは、このようなものです。
★検索エンジンGoogle(https://www.google.co.jp/)はこちら
★http://www.yahoo.co.jp/
一般的に、ページ作成者がリンクをつける際は「有益な情報があるからこのサイト・ページを見てね」という目的でつけます。
自分のサイトへ、他のサイトのページからリンクがあると、Googleなどの検索エンジンは有益な情報があると判断してくるわけです。
★被リンクの「数の多さ」や「リンクの質(良いサイトからのリンク?リンク場所や数など)」を判断基準としています。
また、他のサイトからではなく、自分のサイトの中でページ同士でつけるリンクを【内部リンク】と呼びます。
このページの上部や下部、サイドバーなどにも内部リンクがたくさんあります。
適切につけられた内部リンクも検索エンジンの検索順位決めに影響を与えます。
その他、数百を超える要因とは?
検索エンジンGoogleやBingなどが評価していると思われるもののほんの一部ですが、
★誤字脱字などがないか
★HTML言語のタグ付けに誤りがないか
★サイト内で関連するページどうしに適切にリンクが貼られているか(内部リンク)
★モバイル対応されているか
★SNSでの言及数やいいね・LIKE・リツイート数
★サイト(ドメイン)の運営期間
★ページ数
★更新頻度
★コンピューターに害をもたらすプログラムがないか
★個人情報を適切に取得・管理しているか
★閲覧者が不快に思うような情報はないか
★閲覧者が不利益を被るような情報はないか
★著作権違反していないか
★過度な広告はないか
★スパム行為をしていないか
★ページの読み込み速度
★他のページへのリンク(発リンク・外部リンク)
★SSL化しているか
★AMPを使用しているか
などがあります。
以前は、被リンクの多さと、質が重視されていましたが、現在は、被リンクの比率が下がり、コンテンツ(ページの内容)の質が重視されるようになりました。
被リンクはサイトやページの検索順位を上げる目的で、意図的につけることが出来てしまいますし、ページ数が膨大になってきたため、処理が大変になってきたからと思われます。
Googleの目的は、検索者の要求を満足させるページを提供し(結果的に広告収入などの利益を得る事)です。そのため「閲覧者の役に立ち、満足させる、良いコンテンツ」を作って検索エンジンに知ってもらう(URL検査でインデックス申請など)、自然と上位表示される可能性が高まるわけです。
具体的な良いコンテンツの作り方についてはこちらの記事をご覧下さい。
★検索エンジンGoogleに評価されるSEOに強いブログ記事の書き方
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